第23回美人画研究会 報告

第23回美人画研究会のご報告
 コロナ禍の中、美人画や絵に興味のある皆さまにお集まりいただき、無事に楽しく過ごすことができました❣️😊
第一部は美人画を描く画材紹介パート1で、デュオを使って描かれている河合さん、パステルを使って描かれている城戸崎さん、色鉛筆を使って描かれている井手さんの3人に、画材や描き方を紹介していただきました。
 城戸崎さんは、ソフトパステル、ハードパステル、パンパステルなどをご持参くださり、その違いを実際に画用紙に描かせてくださいました。私はパンパステルは初めてで、その伸びの良さにビックリ。参加者の皆さんも、パステルの種類や違いに驚いていました。私もパステルを持っていますが、使いこなしていないのでとても参考になりました。
 河合さんのデュオは、水性油絵で、薄塗りも厚塗りもできる新しい画材です。いろいろな技法を使って立体的にリアリティを出す方法などを教えてくださり、私も娘に買ってもらったアキーラを使ってやってみようと思いました。
 井手さんは、色鉛筆のさまざまな技法や色の調合方法などを紹介してくださり、奥の深さを知ることができました。今まで色鉛筆は普通の使い方しかしていなかったので、新しい発見がたくさんありました。
 第二部では、先日撮影した着物姿の畑江さんを描いて来ました。畑江さんは、美人画に描かれている絵を参考にポーズをとったり、カメラマンからの指示でポーズをとったりしたことを、似た構図の美人画のスライドを紹介しながら話してくれました。
 そして参加の皆さんの描いてきてくださった「着物の女性」の絵を見せていただき、描く際にどんなことを意識して描いたか等を話していただきました。私自身は水彩で描いた3枚を持っていきましたが、モデルのポーズで参考にした日本画のこと、モデルの着物が訪問着であることから着物の種類(普段着・よそいき)などについても話させてもらいました。   (松永伸子)

①水溶性油彩「Duo」の使い方や立体的に描く方法、特徴を解説中の河合さん

②パステル画と様々なパステル画材を紹介くださる城戸崎さん

③④城戸崎さんの画材を試し描きしてる様子とソフトパステル

⑤色鉛筆画と使い方を説明してくださる井手さん

⑥井手さんの作品制作は鉛筆描きで様々な表情を描くところから