顔学会25周年記念シンポジウムに参加!

2021年3月6日(土)に、日本顔学会の創立25周年を記念するシンポジウムがオンラインで開催されました。美人画研究会は以下の内容のインタラクティブセッションを実施いたしました。
PART-1 15:40~16:25 

  美人画福笑い/お遊び&配置のレッスン

PART-2 16:25~17:10 

  浮世絵ミニ講座&日本の美人画モーフィング

 


パート1はクリエイティブタイプ班で福笑いを作成し、参加の皆様と遊びながら美人顔について学んでいただくコーナーです!


「美人画福笑い」by松永伸子

●お好みの眉・目・鼻・口を「眉―①・目ー③・鼻ー⑤・口ー⑩」のように選んでお知らせいただき、位置や角度はオンラインでインタラクティブにやり取りしながら完成させました!
●髪形を変えると随分雰囲気が変わります!またパーツの配置を変える必要がある場合もあり、髪型の重要性が分かりました!

「美人画福笑い」by東観崎繚 

●平均顔の美人のパーツや配置を少しずつ変えていくと、大人顔、子供顔、などいろいろな雰囲気の顔に変化することが分かります。
●パーツは平均的美人の眉・目・口と細い眉・細い目・ぱっちゃり口のそれぞれ2種類

●作った顔に似合う髪形、髪型に似合う配置など、参加者とやり取りしながらパーツを動かして学びました。



パート2は、顔学会の方々にも浮世絵や美人画について知っていただきたいと思い、アカデミック班の畑江麻里さんに「浮世絵ミニ講座」をお願いいたしました。また、松永が25周年イベントのために3ヶ月かけて作成した「美人画モーフィング」を投影いたしました。

「浮世絵ミニ講座」by畑江麻里

●ミニ講座では、そもそも浮世絵は版元・絵師・彫師・摺師の共同作業で作る木版画であること、墨摺り絵が錦絵にどのように発展してきたか、浮世絵にはどのようなジャンルがあるのか、みんなのよく知るっている絵師・写楽のあの浮世絵は、何をしようとしているのか、などを簡単に解説してくれました。

●また、浮世絵とアニメとの共通点は共同作業であるだけでなく、美少女が登場することなども実例をあげて説明してくれました。
※もっと詳しく知りたい方は「美人画研究会」や「畑江麻里の浮世絵講座」にご参加くださいませ!

「美人画モーフィング」by松永伸子

●古代から現代までの美人画96枚をモーフィングにしてその変遷を約5分間でお見せいたしました!モーフィングソフトは携帯アプリを使用して、顔認識しない線画の顔は、輪郭・眉・目・鼻・口の各パーツを点でなぞるという、気の遠くなる作業を延々と繰り返して繋げました。
●著作権の関係から、こちらに掲載できないのが残念です。